カテゴリ:宇川日記( 8 )

 

(呼びかけ)11/2ゲート前抗議

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☆☆宇川ゲート前 抗議行動・路上解放☆☆

10月21日、夜も明けきらない4時半、大勢の警察官や機動隊員に守られるようにして、米軍Xバンドレーダーが宇川の基地建設現場に搬入されました。

これまで、多くの周辺住民やこの問題に関心を寄せる市民によって、建設計画自体への反対の声があがり、さまざまな問題点が指摘されてきました。そもそも基地・軍隊が暴力そのものであるということ。電磁波、騒音、水質汚染などによる、著しい生活環境、自然環境の破壊。米軍人・軍属による事件・事故への懸念。差別的な日米地位協定の存在・・・。きりがありません。

これらの問題が放置されたまま、そして、住民と市民による声を無視するようにして、レーダーは搬入されてしまいました。こんなことがあってよいのでしょうか。こんなにも住民をばかにすることがあるだろうか。

「宇川日記」は、10月21日のレーダー搬入を目の当たりにしました。はやく、みなさんに伝えなければ、という思いを抱えながらも、いまだに、あの出来事を、うまく言語化できていません。運び込まれていくレーダーは、とても気持ちの悪いものでした。これまでのすべての「説明」や「政治」が嘘だったのだなあという思いもわきました。そして、実におぞましい、恥ずべきことが、おきているのだ、と感じました。

レーダーが搬入されたことに、抗議の声をあげたい。

基地・軍隊による「占領」がはっきりと姿をあらわすなかで、それでも、この土地は宇川の人たちのものであるし、この土地を愛する人たちのものなのだ、ということを、表現したい。

もう、たくさんだ。嘘ばっかりの「説明」。国や京都府がくりかえす「住民の安心・安全」という空虚な言葉。たくさんの警察官や機動隊。軍隊の登場。戦争の予感。たくさんの秘密。もう、たくさんだ。

だから、少し急で申し訳ありませんが、宇川のゲート前で抗議行動を呼びかけます。

一人でも多くの方に集まっていただきたいです。

どうぞよろしくお願いします。

|日時| 2014年11月2日(日)午後2〜4時頃

|場所| 京都府京丹後市丹後町宇川地区・穴文殊横 米軍基地建設工事ゲート前
現地への行き方は、スワロウカフェ作成の「Hello!Ukawa!」がとても参考になりますよ〜。
http://blog.livedoor.jp/noarmydemo/archives/41047681.html

地図はこちらを参照
http://www.rurubu.com/map/index.aspx?ll=35.45.49.70,135.11.54.09&Name=%90%b4%97%c1%8eR%8b%e3%95i%8e%9b&layer=4&datum=t
http://www.mod.go.jp/asdf/kyouga/access.html

|お願い| 
・楽器・鳴りもの・食べ物・飲み物・プラカード・愛とユーモアのご持参を★
・現場は静かな集落であることにも注意を払って行動します。現地の風、音、時の流れを感じながら、声をあげ、届けたいです。
・私たちの行動は非暴力です。
・台風などにより中止とする場合は前日午後9時までにこのブログで告知します。
・工事現場のおとなりの九品寺に参拝される方は、九品寺の駐車スペースとトイレがご利用できます。ぜひ参拝していただき、宇川の素晴らしい歴史と文化を感じて下さい。参拝で来ているにもかかわらず、警察に呼び止められたり、歩くのを妨害されたりすることが続いており、たくさんの苦情があがっています。そういうことがあれば「参拝しているだけですよ」、「参拝しているのに、なぜ警察の許可が必要なんですか」と伝えましょう。呼び止めに応じること自体、義務ではなくあくまで任意です。足を止める必要はありません。いやなことは、はっきりとお断りしてみましょう。
・いやだなと思うことがあれば、まわりの人たちと相談しあいましょう。必要であれば、堂々と逃げ、外れてください。
・近くにはきれいな海や棚田、温泉施設などもあります。眉間にしわを寄せた行動だけでなくて、宇川の魅力をぜひ楽しんでほしいです。
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by ukawadiary | 2014-10-30 11:45 | 宇川日記  

宇川日記10/14-15

宇川日記 10月14日-15日

10月13日、強い台風が関西地方を直撃。通り過ぎたあとの京都は、朝晩の冷え込みがぐっと厳しくなり、秋から冬へ向かっているのを感じるようになりました。日本海側に面している宇川では、寒暖の差は大きく、朝晩はじっと冷えています。

10月14日。

日が暮れたあとの宇川を訪問。基地建設現場には、明るすぎる夜間照明がついていて、集落側をいやがらせなのか?と思うほど、どぎつく照らしています。

穴文殊へ夜の参拝。自衛隊基地からは、ベース音のような重低音が鳴り響いていました。基地のなかでパーティか何かが行われているのだろうか?また、夜間にもかかわらず、一部の建物の電気がついていました。これまでにはあまりみなかったことです。

また、自衛隊基地と米軍基地建設工事現場をつなぐ新設ゲート、そしてレーダー設置予定場所にも明るい夜間照明がついていました。

参拝を終えて歩いていると、警察官2名が近づいてきて、話しかけてきました。「110番がありました」と、声をかけてきました。闇夜に、あいさつもなく、2名の警察官に、「110番がありました」だなんて・・・不気味すぎる・・・。参拝をしていただけで、110番、というのも恐いです。ときに、警察官は自分の歩く目の前に立ちふさがって、声をかけてきました・・・。

穴文殊周辺は、自由に歩けない、見えない、写真も撮れない、そんな空間になっています。この不自由さは、基地建設工事を進めることにつながっていると思いますし、基地建設自体に耳を傾けたり、目を向けたりする行為自体を摘み取っていくことになっている、そう思いました。

夜9時半頃、建設現場から大型トラックが出発。工事は6時半までと約束されていますが、まったく守られていません。

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10月15日。

朝6:40くらいには、レーダー設置場所付近で重機が動き始めました。早い時間帯です。大きなケージがひきつづきつくられていきます。

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お昼頃からは、設置された骨組みに、緑色の覆いがかけられていきました。

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この日、まず気付いたのは、米軍属の人たちがそろいの制服を着ていたこと。黒い上下の制服。これまではそれぞれ作業着のような雰囲気でした。作業をする場所から、軍事基地へと、この場所が変わりつつあるのだと、こういうところからも感じてしまいます。

また、地元の大型観光バスが、ゲート前に止まったり、ゲートから行き来しているのもみえました。夕方になって気付いたのですが、観光バスは米軍人・軍属を運んでいました。

そして、米軍人・軍属が、隣接する自衛隊基地のなかへ入り、そこで準備を整えて(着替えなどをしているのでしょうか)、徒歩で穴文殊参道を通り、一般道を歩き、ゲートから工事現場に入るということも行われていました。穴文殊の参道には大型のコンテナ車やトラックなども行き来しています。参道の軍事利用が日々、深まっていると感じます。また、ゲートの目の前に、集落の方々のご先祖様たちのお墓が並んでいますが、そのお墓に警察官が出入りし、電話をかけたり、監視したり、といったことも行っていました。バチ当たりだなあと思うのは、私だけでしょうか。

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ゲート前のちょっとした空間に立ち、ときに持ってきた小さいイスに座ります。建設工事のせいで見渡せるようになった海。東側から西へと、ゆっくりゆっくり大型のタンカーが進んでいきました。もし、レーダーが設置され、稼働してしまったら、こういった船に電磁波の影響は及ぶのではないかと思います。1000km先の物体を10cm単位で識別する強力な電磁波を出すのですから。防衛省は、設置場所が海上から高い(といっても10−20mほどだと思います)ので影響はない、と言いますが、信じられません。

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ゲート前に立ち、座ると、いろいろなことが分かります。たとえば、工事現場を出入りする車のタイヤに付着したたくさんの砂やほこりが、国道や集落にばらまかれていること。目の前に畑はありますし、道を行き来しているおばあちゃん、おじいちゃん、お子さんがいます。ばらまかれた土砂を、せっせと雇われた散水車が水で吹き飛ばそうとするのですが、それは集落の側溝に溜まっていきます。側溝をみると、ずいぶんと土砂がたまっているのがわかります。本来であれば、基地建設工事現場できれいにタイヤを洗うべきでしょう。米軍と防衛省は建設工事を急いでいるので、こういうことが行われてしまうのです。また、散水車は抗議行動をしている人たちを少しは意識してくれているのですが、ときに、私たちがいるのを無視して水をまくときもありました。靴も靴下もびしょぬれです。海外のデモの映像などで、警察や軍隊が放水して、人々を追い払うシーンがありますが、そのことを思い出しました。

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さて、ゲート前抗議に集まった人たち、今回は楽器がたくさん。フルート、カホン、太鼓などなど。即興の楽団です。リズムにあわせて、「やーじゃないか、やーじゃないか、やーじゃないか!米軍基地はやじゃないか」などなど声もあがります。

こんな感じで、のんびりと音楽にあわせて、米軍基地建設工事に抗議していたのですが、この日はずいぶんと警備が厳しいと感じました。警察は常時4人、多い時は7人も。抗議をしていたのは4、5人です。ものものしい警備。それに対して、まったりした(でも、もちろんまじめな)抗議。このギャップ。この過剰警備は、いろいろな作用を生み出すと思います。第一に、ゲート前でのさまざまな行動や表現を規制したり、萎縮させる作用。第二に、周辺に住む方々に対して、「基地に反対の声をあげると、こういうことになるんだぞ」という警告の作用。そして、第三に、抗議に集まった人たちと、道行く方々や宇川に住んでいる方々とのあいだに分断線を引いていくということ。つまりは、米軍基地に反対の意志を表明すること、そして、そのための空間が、丁寧に、そして暴力的に、摘み取られていくということです。宇川での過剰警備は、人が集まること、歩くこと・見ること・話すこと・聞くこと・・・といった人間として当り前の行動をさせなくするという目的があるように思えてなりません。「分断統治」ということが、基地や軍隊、社会運動をめぐってしばしば語られることがありますが、いくつもの分断がつくられようとしています。だからこそ、私はゲート前に立つこと、座りこと、そこで表現すること、道行く方々や車両、そして建設現場で働く方々とコミュニケーションを取ることが大切だと思います。そのような行為は、軍事化を押しとどめるということにつながっているように思うからです。

そんなことを考えていた夕方、ゲートのほうへと、たくさんの米軍人・軍属の人たちが集まってきました。ざっと20人くらいはいたでしょうか。ゲート前に待機しています。どうやら、帰路(京丹後市の市街地・峰山のホテルに滞在している)の車を待っているよう。少しして、例の観光バスがやってきました。修学旅行や遠足につかうような大型のバスです。国道に止められたバス。すると、ゲートから20人ちょっとの米軍人・軍属がバスへと歩き始めます。鳴り響くカホンとドラム。「US BASE OUT NOW! US BASE OUT NOW! FREE UKAWA! FREE KYOTO!」と、声をあげました。苦笑いをしてバスに乗り込む人、いやそうな顔をする人、無視をきめこむ人、あえてリズムにあわせて手をふる人・・・。そして、それらの米軍人・軍属を守るように警備する日本の警察官と民間警備員。どんな気持ちでそのような仕事をされているのだろう。

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10月22日には米軍部隊の発足式が開かれます。これにあわせて、抗議行動も行いたいと思います。すでに「京都連絡会」さんが、抗議行動を計画されていますので、ぜひ、みなさん、かけつけましょう。

==京都連絡会からの呼びかけ==

【拡散希望】昨日の現地闘争の報告と当面の京都連絡会の取り組み

昨日の現地闘争には、近畿各地から約50人が参加しました。早朝からのご参加に感謝します。また、「憂う会」の三野さんや永井さんなどにも参加していただけました。私たちは、13時に尾和の集落に結集、穴文殊で基地建設現場を見たあと、13時30分ごろに基地ゲート前に登場しました。10月10日の現地行動では、こちらの人数が少なかったこともあって、警察は力でトラックなどの出入り口を確保しました。しかし、今日は警察は最初の段階では力で工事車両の通路を確保することができず、工事車両の出入りを停止せざるをえませんでした。そのため、「威力業務妨害」で現行犯逮捕するという警告を二度にわたって行い、逮捕するという恫喝をもって工事車両の通路を確保しようとしたのです。また途中からは機動隊を投入し、ジュラルミンの盾で規制して通路を確保しようとしました。
 私たちは、弾圧を避けるために、残念ながら途中からは工事車両の通路をあけざるをえませんでした。しかし、1時間にわたって、ゲート前でのアピールとシュプレヒコールなど私たちのレーダー搬入・基地建設を許さないという意思を結集し、在日米軍・防衛省に突きつけました。また、ゲート前での行動の終了後、私たちは住民にアピールしながら袖志集落を通過し、ともにレーダー搬入・基地建設に反対しようと呼びかけました。以降の京都連絡会の取り組みは以下のものです。ぜひご参加ください。

■レーダー本体搬入時の現地緊急行動(あらためて呼びかけます)

■10月22日(水)駐留する米軍部隊の発足式(10時・基地内)抗議行動 
    朝6時30分に京都駅八条口側の新都ホテル前集合・出発
    電話・メールでの申し込みをお願いします。 山本(090‐1590‐9469) 駒井(090‐1890‐2104)

■11月1日(土)レーダー搬入と対決する一連の闘いの報告集会
    時間・18時30分 会場・東山いきいき市民活動センター集会室
    一連の闘いを共有し、12月基地運用開始を許さない闘い、さらに基地撤去を展望した以降の闘いの出発点としていきます。
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by ukawadiary | 2014-10-18 22:41 | 宇川日記  

10/12 宇川日記

10/12 宇川日記

この日は日曜日。宇川では伝統の秋祭りが行われました。いろいろな場所で法被姿の住民の方々や、きれいな御神輿、太鼓を目にしました。大切な一日なんだなあと思いました。

そんな大切な日を無視するように、建設現場では重機を使った工事が行われていました。その一方で、工事が行われている袖志区の秋祭りには米軍関係者がわざわざ参加していたそうです。小さな集落の大切な一日。交流を押しつけられるようで気持ちが悪いし、恐い。どういう神経なのだろうと怒りを通り越してあきれます。

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工事の作業をしていたのは主に米軍人・軍属でした。レーダー設置場所の岬の突端部分には、数日前からはじまったレーダーの建屋のようなものの建設が進んでいて、骨組みだけだったのが、いつのまにかドアと壁が姿をあらわしていました。大きなファンも備え付けられています。それほどの熱を発するレーダーなのだろうと思います。恐ろしい。

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また、レーダー設置場所へとつづく坂に、おそらく地下に埋める配線(おそらく電線)をひきのばす作業や道路の整備作業などが行われていました。どうみても工事作業に従事できそうにない、歩くのもままならない超肥満の米軍属が作業をしていたのが気になりました。安全確保が必要な現場で、ずさんな工事が行われていると思います。

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今日は、穴文殊を参拝しているあいだ、警察の方々にずいぶんとしつこくつきまとわれました。「どこからきたんですか?」、「ほんとに参拝ですか」、「あの車はあなたのですか?」、「車を移動してくれませんか」、「運転手は誰ですか?」などなど・・・。参拝というのは、心を落ち着けてやるものですよね? 警察官にびっちりつけまわされて、心が休まる時間はありませんでした。やめていただきたいです。


さて、ゲート前での抗議行動です。

秋祭りの日ということに敬意を表しつつ、この日の抗議行動は音楽にあふれたものになりました。参加者の方が、エレキギターとアンプ、カホンという箱形の太鼓などを持参してくれたのです。

ゲート前で、グイイ〜〜ンとエレキギターが音を出しました。そして、始まったセッション。秋祭りでなんだかいつもと違う宇川の空気、道行く人々と車、目の前に広がる海と山、鳥のさえずりや秋の虫の声、そして軍事基地の建設作業、広がるゲートとフェンス。それらに語りかけるように、問いかけるように、音楽は奏でられていきました。

エレキギターと宇川??宇川に行かれた方であれば、え??と思うかも。でも、そんなことはまったくなくて、すばらしい空気が流れていきました。

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その証拠に、住民の方々が何人も抗議行動の場に来て下さいました。散歩に来られたのだと思う親子3人。お父さんからは「せっかくならお祭りのところで演奏したらいいのに」という声をかけてもらいました。「じゃあ、帰ろうか」というお母さんの声に、音楽にあわせて踊っている子どもさんが、「いやだー」とだだをこねて、その場から離れようとしませんでした。すごく嬉しかった。難しい言葉ではなくて、音楽なら伝わる思いがあるのだと思う。もちろん、お父さん、お母さんには、この場に立っていることの意味は、直接そのことについて話さなくても、伝わっていると思います。

ほかにも、遠くの方から、ほかの親子三人がじーっとこちらを見てくれていたり、おばあちゃんが様子を見に来てくださったり。嬉しかったです。

音楽はコミュニケーションであり、コミュニケーションを促進するものである、そんな音。

また、フェンスの向こうの作業員の人たちも、なんだか楽しそうに、作業の手を休めて、こちらを見ていました。抗議行動にあわせて、手を休める、そして、ともに音楽に身を委ねる。「工事を止める」というのはこういうことでもあるのかな。フェンスの向こうにいる彼らも、抗議行動に変わった形で「参加」していたと想像してみたくなった。

沿道の反応も豊かでした。車内からはちきれんばかりに手を振ってくれる人、会釈を返してくれる人、私たちの前でスピードを落して「何?何?」とじーっと見てくれる人。いろいろなコミュニケーションが生まれていました。そして笑顔がたくさんあった。

もちろん音楽の力もあったでしょうし、お祭りがそうさせた、というのもあるのだと思います。また、いつもならゲート前での行動を邪魔してくれる警察が来なかったというのも大きかったと思います。

これまで交わしたくてもできなかったコミュニケーションが豊かに生まれていました。一瞬、軍事的な占領状態、ものが言えない状態に亀裂が入り、自由で豊かな時間と空間がぽっかり生まれたような気分。

遠方から飛び込みで参加してくれた方もおられました。嬉しかったです。

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実は、この一週間は、毎日、常に誰かがゲート前に立っていたことになります。私たちはスワロウカフェの方々といっしょに、10月6〜8日と立っていましたし、10月9日〜11日は"ICareAboutYouTakae"さんや京都連絡会さんたちのスタンディングが行われていました。
https://twitter.com/CareAboutUTakae/status/520079425774186496
https://twitter.com/CareAboutUTakae/status/520451764500176896

ゲート前は、いろいろな人たちが立ち寄り、抗議の意志表示をそれぞれのやり方で、リレーのようにつないでいく場になっています。その経験をいろいろな形で共有していけたらいいなあと思いました。

さて、今後の予定についてです。

10月22日(水)10時〜、「米国陸軍第14ミサイル防衛中隊発足式
が隣接する自衛隊経ケ岬分屯基地で行われるそうです。
とすると、10月22日までに、米軍Xバンドレーダーが搬入されることが予想されます。数々の約束を破り、住民からの質問や疑問を反古にしながら、レーダー搬入が強行されるなんて、許せないことです。これからの10日間がとても大切です。ぜひ抗議を声をあげていきましょう。現地にかけつけられる方はぜひ少しの時間でも訪れてほしいと思います。また、「宇川日記」からの呼びかけにもご注目ください。

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by ukawadiary | 2014-10-12 20:02 | 宇川日記  

9/20 宇川日記

宇川日記 2014年9月20日

丹後へと向かう車窓からの風景は、はやくも秋の気配。山の木々も少しずつ色づきはじめているのが分かります。田んぼでは稲刈りも始まっていました。いつもであれば、ああ、秋が来たんだなあ、とのんびり感じる季節。けれど、今年は、季節が少しずつ移り変わっているということは、10月の米軍Xバンドレーダーの搬入も近づいているんだ、という思いに変わってしまう。景色を眺めていても、新聞を読んでいても、そのことを思ってしまう。国や米軍が進めていることが、自分の日常生活に深く入り込んでいる、ということ。まずもって、そのことが悔しく、嫌だなあと思う。

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今日は、穴文殊と基地建設現場にむかうまえに、集まった仲間といっしょに、周辺の集落を少し歩きました。田んぼのあぜ道をとおるときの稲穂の匂い。森のほうから流れてくる風。すこーんと抜ける秋の空。家と家のあいだの小さな路地の景色。軒先から聞こえてくる機織りの音。狭い道路を、びゅーんと飛ばして走る車。のんびりゆっくり進んでいく農業用の小さな車。そして、明らかに不釣り合いな、米軍基地建設工事のためのダンプカーの大きさ、騒音、まきあげる埃。まるで車道のそばにならぶ民家が居心地が悪そうにしているように見えました。そして、今日も静かで美しい海と空と雲。そこには車で通り過ぎるのとは違う風景が広がっていました。集落の暮らしの匂い、光、音。この風景と「米軍基地」というのはほとんどつながらない。あまりのギャップ。そんなことを感じながら、歩き、工事現場に向かいます。

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工事現場ゲート前に到着。いつもの警備員さんに、いつものように「こんにちは」とあいさつ。まわりに警察官の人たちが三名、立っている。ゲートにはコーン、そしてコーンをつなぐポールが置かれていました。

基地のほうを見る。この二週間で、また、工事がしっかりと進んでしまっているのがわかります。一番驚いたのは、ゲート前からこれまで見渡せなかった海がひろがっていたこと。こちらと海とのあいだにあったはずの木々が切られ、陸地部分が削り取られたため、海がみえるようになったからだと思います。土地が悲鳴をあげているように思いました。また、工事現場ではいくつかの建物の基礎工事が進んでいました。ざっとみただけでも3つの建物の工事が進んでいました。コンクリートの基礎がつくられ、そこから鉄筋がむき出しになっています。岬の突端部分、つまり、Xバンドレーダーが設置されるところには、避雷針つきの電信柱が乱立しています。

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ゲート前に集まったのは8人ほどでした。ここでの抗議行動を始めて、回を重ねるごとに人数が増えていて、今回は最も多い人数です。すごくうれしい。思いを共有して、同じ場所で行動ができることは、とても心強い。そして、ゲート前でどんな行動をするか、どんなことをアピールしたいか、いろんなアイデアが持ち寄られる。

ちなみに、ゲートのすぐそばのガードレールに、収穫したばかりの稲が、乾燥させるためか、干されていました。どことなく、怒りを感じるというか、この土地の日常と基地建設工事(地鎮祭すらせずに)とのせめぎあいを感じる。

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間隔をおきながら、あいかわらず、砂埃をまきあげながら出入りするダンプカー。ダンプカーは作業用の土砂や岩、機材などを運んでいます。また、必要な資機材を運ぶ業者の車両も出入りしています。出入りする際に、「工事を止めよう」、「みんなが反対しています」、「作業をさぼろう」、「ゆっくりやろう」と、それぞれ口々にアピールをしていきます。会釈を返すドライバー、まったく無視のドライバー、あちらもそれぞれです。ドライバーさんを批判するのではなく、言葉を届けるということを続けました。

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「愛とユーモア」の持参を呼びかけたところ、いろんなアイデアが持ちこまれたのもこの日の特徴でした。

ゲート前書道教室。参加者が思い思いの言葉を半紙に書き、それを掲げるという、なんともいい感じの即興のアート的表現。

次に、指人形アピール。指人形が「基地はいらないー」、「工事やめよう」とアピール。いつもは力で私たちを排除しようとする警察官も、どう対応していいかわからなくなって、その場の空気がへなーっとなっていました。向こうのペースでなく、こっちのペースで抗議空間がつくられていく。私たちを排除するのがばからしくなるような、こっこうになるような、不思議な表現。いいなあと思いました。

そして、今日もつくられた唄。文章だとうまく伝わらないのですが、「やーじゃないか、やーじゃないか、やーじゃないか〜。米軍基地は、や〜じゃないか〜。文殊さん、見てる。お天道様、見てる。やーじゃないか、やーじゃないか、やーじゃないか〜」といった感じの、シンプルで、だれでも口ずさめる唄が即興でつくられました。唄をみんなで口ずさむ。その瞬間、ゲート前がふわーっと解放されるような気がしました。そうだそうだ、みんな、やじゃないか? 米軍ができること、基地建設工事が進んでいること、そしてこの工事に協力する仕事をしなければいけないこと、声があげられないこと・・・。やじゃないか? この唄をつくってくださったのは、第二次世界大戦を経験し、戦争や軍事基地にずっと反対され、宇川での米軍基地建設にも反対の意志を表現してこられた私の敬愛する大先輩です。

さて、その一方で、工事現場のなかから、作業員の人たちがこちらをみて、私たちを笑う、という場面もみられました。「何がおかしいんですか?」、「戦争につながる工事をしていて楽しんですか?」と声をかけていく。あの笑いの意味はどういうものなのだろう。笑うことで、彼は何をごまかしたかったのだろう。

また、いつもの大阪や京都ナンバーの車両だけでなく、山口ナンバーの車や八戸ナンバーの車の出入りがあったのが気になります。米軍・岩国基地などと関係があるのでしょうか。また、亀岡方面の、産業廃棄物を取り扱っているはずの業者が、新車の10トントラックで土砂を運んでいたのも確認されました。あの手この手で、米軍と国は工事を少しでもはやく進めようとしているのだと思います。国と米軍のあせりも感じました。

この日、警備にあたっていた警察官3人の方々は抗議行動に協力的でした。こちらの話を聞く姿勢をもち、暴力的に排除するようなことはしない、と述べていました。その一方でこんなやりとりもありました。参加者の方が、「もし米軍基地ができてしまって、米兵による事件・事故が起きてしまったときのことを考えていますか」と聞くと、「それはしっかり取り締まります」といった返事もあったそうです。それに対し、「日米地位協定を勉強したほうがいいですよ。事件・事故が起きても、米兵が基地の中に逃げ込んだり、国外に出てしまえば、日本の警察はまったく機能しない。そういう米軍がきてるんやで」と伝えたといいます。防衛省も京都府知事も、そして京丹後市長も住民の「安全・安心第一」と口を揃えて言います。しかし、現場にいる警察官は日米地位協定の内容やその運用の実態をまったく知らないのです。前々回の抗議行動の際、私たちが警察の方々に同じようなことを伝えると、若い警察官の方はむきになって「僕は米兵をちゃんと捕まえますよ」と根拠もなく言い張り、「だから事件・事故があっても大丈夫なんだ」という主旨の発言をしていました。各地の米軍駐留地で何が起きているのか、その実態が、現場の警察官にまったく伝わっていないのです。この「安全神話」ともいえるものによって、基地・軍隊の実態がみえなくなっているのではないでしょうか。

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(愛とユーモア)

米軍基地建設工事を受注している業者の管理者のような男性が、私たちの行動をみながら、しきりに電話をしていました。そして、その管理者は、車道と米軍基地を結ぶ鉄板の上に、ゲート前にコーンとポールを立てていきます。ゲートの鉄板は、二分されました。

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電話から少したって、私服警察が3人かけつけてきました。うち一人は、前回のレポートで書いた人。私服警察官のうち最も年配の男性が、こちらに向かって「おい、代表者は誰だ。話のできる代表者は誰だ」と、いつもどおり挨拶もなく(ほんとに、警察って失礼な人が多いですね)、横柄な態度で聞いてきました。「知りません」と答えると、前述の「大先輩」さんのところへ。そこでも「代表はいるか」と聞いてきたそうで、さすがの「大先輩」さんは「ここに集まっている一人一人が代表です」と答えたそうです。そのとおりだなあと思います。どこかの組織を代表して来てるわけでもないし、誰かの指示にもとづいて行動しているのでもない。一人一人が自分の意志で集まり、一人一人が代表者。

そして、その警察官は、「代表者」を見つけられず、右往左往。そのうち、なんだかいらいらしたのか、邪魔だからどけ、といったことをずっと言ってきました。前述のようにゲートの鉄板の上には、コーンとポールが置かれています。私服警察官のおっちゃんは、「コーンのなかには入るな」と言いながら、「コーンの外は、みんなの道路だから、そこには座っていい」とはっきりと言いました。「そうやね、ここはみんなの道路だから、使っていいし、座っていいんよね」と、みんなで確認。そこは、コーンの外ですが、鉄板の上。これまで小さなスペースに立つしかなかった私たちは、鉄板の上に、少しだけ、抗議の空間を広げることに成功したのです。一人一人が代表者である私たちが、空間をつくりかえた一つの瞬間でした。

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この日は、毎日新聞による取材を受けました。小さな行動にも注目をしてくださることに感謝。翌日(2014年9月21日)の朝刊にしっかりと記事が掲載されていました。少しでも多くの人に、ゲート前で抗議ができる、ということが伝われば嬉しいです。

夕方5時、工事の終了にあわせて、こちらも抗議行動をぼちぼち終了。

工事現場のかたわらに、用地提供を拒否した方の土地があり、現在、抗議の意志を示すように「平和菜園」と名付けられ、まめ畑が広がっています。平和菜園の看板にかわいいデコレーションを添えました。ぜひ、みなさんも寄ってみてください。

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そして、ふたたびゆっくりと宇川の集落を歩きました。西の空に、大きな真っ赤な太陽が海にざぶんと沈んでいきました。こんなに大きな夕日とあざやかな日没をひさしぶりにみました。

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さて、この日は、米軍人20人、軍属70人、合計90人の赴任日でもありました。基地建設現場には到着した軍人はあらわれませんでしたが、京丹後市の市街地・峰山のホテルに、午後3時頃、到着したとのことでした。いくつかのホテルに別れて宿泊を開始しています。

(参考)
▼「米軍90人駐留開始 京都・京丹後、Xバンドレーダー整備で」(京都新聞2014年9月21日)
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20140920000144

▼「Xバンドレーダー配備計画:米軍人ら90人京丹後入り /京都」(毎日新聞2014年9月21日)
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/m20140921ddlk26010383000c.html

宇川の住民の方とお話をしました。「これまでは宇川の問題、基地現場周辺の問題というような空気があったけれど、これで峰山の空気もかわっていく。峰山も巻き込んだ問題になっていくのではないか」といったお話でした。

帰り道、峰山の市街地を通ると、米軍人・軍属が到着したホテルには大型バスが並び、ホテル周辺を米兵と思われる人たちが夜道を歩いていました。たしかに、風景と空気は確実に変わっていくはずです。

10月には、レーダーの搬入が予定されています。はやければ、10月入ってすぐのタイミングかもしれないとも言われています。何の抗議の声もあげられず、ものが運ばれるようにしてレーダーが持ちこまれるのだけは「やーじゃないか〜」と思う。抗議の声をあげたい。おかしい、と。ばかにするな、と。いやだ、と。10月、少しでも多くの日数、ゲート前での抗議行動をつくりたいと思います。

ぜひ皆さん、10分でも、1時間でも集まってほしいです。これからも「宇川日記」をご覧下さい。

なお、以下のような集会も予定されています。宇川を訪れる良い機会だと思いますので、ぜひ足を運びましょう。

京都にも沖縄にも東アジアのどこにも米軍基地はいらない!Ⅹバンドレーダー搬入反対!9・28全国集会in京丹後
■9月28日(日)午後1時~2時40分
■会場: 宇川農業会館 (京丹後市丹後町久僧1052-1)
■集会終了後、デモ
■主催:米軍Xバンドレーダー基地反対・近畿連絡会
詳細→http://blogs.yahoo.co.jp/okasinaunion/32947570.html

「丹後に米軍基地いりません10・4府民大集会」
10月4日(土)午後2時~
京丹後市 宇川 宇川体育館(旧宇川中学)
主催・よびかけ:米軍基地建設反対丹後連絡会、米軍基地建設を憂う宇川有志の会ほか 
詳細はこちら→ https://www.facebook.com/heiwaiinkai.kyoto/posts/756205771114041

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by ukawadiary | 2014-09-24 19:15 | 宇川日記  

9月20日(土)ゲート前解放・抗議行動

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★宇川・米軍基地建設工事ゲート前★
 ★★★路上解放・抗議行動★★★ 

 防衛省は言っていた。「穴文殊の老い松は切りません」、「電磁波の調査結果は速やかに公表します」、「環境への悪影響を防ぎます」、「日米地位協定の抜本的改善を約束する」、「日曜日は工事しない」。
 どれもこれも守られず、米軍基地建設工事だけが進んでる。あっさり切られ、枯れていく老い松。文化遺産である穴文殊の地形を変えるほどの掘削工事。公表されない調査結果。微動だに変わらない地位協定。無視される絶滅危惧種ハヤブサの存在。日曜日にも工事は強行。
 こんなばちあたりで、私たちを馬鹿にしている工事ってあるだろうか?
 9/20には、米軍人20人、軍属70人が京丹後市に着任予定。

 みんなで集まって、「おかしい!」と声をあげよう。道行く人たちに、米軍基地のない宇川が大好きです、と伝えよう。

|日時| 2014年9月20日(土)午後2時頃〜5時頃

|場所| 京都府京丹後市丹後町宇川地区・穴文殊横にて
地図はこちらを参照
http://www.rurubu.com/map/index.aspx?ll=35.45.49.70,135.11.54.09&Name=%90%b4%97%c1%8eR%8b%e3%95i%8e%9b&layer=4&datum=t
http://www.mod.go.jp/asdf/kyouga/access.html

|お願い| 
・楽器・鳴りもの・食べ物・飲み物・プラカード・愛とユーモアのご持参を★ 私たちの行動は非暴力です。
・台風などにより中止とする場合は前日午後9時までにこのブログで告知します。
・工事現場のおとなりの九品寺に参拝される方は、九品寺の駐車スペースとトイレがご利用できます。ぜひ参拝していただき、宇川の素晴らしい歴史と文化を感じて下さい。参拝で来ているにもかかわらず、警察に呼び止められたり、歩くのを妨害されたりすることが続いており、たくさんの苦情があがっています。そういうことがあれば「参拝しているだけですよ」、「参拝しているのに、なぜ警察の許可が必要なんですか」と伝えましょう。足を止める必要はありません。
・現場は静かな集落であることに注意を払って下さい。
・いやだなと思うことがあれば、まわりの人たちと相談しあいましょう。必要であれば、堂々と逃げ、外れてください。近くにはきれいな海や棚田、温泉施設などもあります。ぜひ楽しんでほしいです。
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by ukawadiary | 2014-09-16 14:42 | 宇川日記  

8/23 宇川日記

少し前のことになりますが、8月23日の二回目の宇川・米軍基地建設工事ゲート前での抗議行動のことをお伝えします(ずいぶんとおそくなってしまいました・・・)。

この日の少し前、8月の頭に、たった2日間だったけれど、辺野古に行ってきました。皆さんもご存じのとおり、辺野古では、新しい米軍基地建設工事がはじまっています。たくさんの市民が、沖縄内外から集まり、基地建設工事を止め、遅らせるための行動を、連日行なっています。

その現場は無数にありますが、一つは辺野古の米軍・キャンプシュワブのゲート前。基地建設のための海底ボーリング調査に必要な機材や人、車両や重機などが、このゲートを出入りしているからです。灼熱の太陽のもと、集まった市民は100人くらいだったでしょうか。朝に集まり、昨日までの行動の様子や取り組み方のルールなどを共有したあと、みんなでゲート前に立ちます。行き来するトラックやダンプカーを完全に止めることはできない/しないのですが、1台が通過する時間を少しでも長くさせる=遅らせることを目指します。ゲート前で抗議の声をあげたり、時間をかけてゲート前を歩いたりしているあいだ、トラックやダンプカーはじっと止まって、様子を見ています。このあいだ、車両の出入りは止まります。ほんとに止まるんです。でも、しばらくすると、民間警備員や警察官が「協力をお願いします」と声をかけてくるため、少しずつ「協力」をしながら、車1台がギリギリ通れるような隙間を少しずつ、じわじわと作っていきます。私たちスレスレのところを通り過ぎる車両。通過するあいだ、集まった私たちは「基地建設をやめよう!」、「反対しよう!」と運転手さんたちに声をかけます。

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すごくシビアな現場で、ときに、機動隊の人たちが力づくで私たちを押しのけてきたりします。私も、機動隊の一人に首をつかまれて、強い力で押され、すごく苦しかった。

でも、集まった人たちは、ものすごくしたたか。いかに、阻止行動の側に正当性があるのか。私たちを排除することがいかにおかしいことか。切々と、誰でも理解できる言葉でのアピールが続きます。ときに、歌があったり、ユーモアや皮肉たっぷりのアピールがあって、怒りだけでなく、したたかさと、辺野古を守りたいという愛と、そして笑いにあふれた現場でした。こうしてゆっくりと時間をかけることで、工事はどんどん遅れているのです。

参加してしばらくしたとき、あれ、と思いました。この風景、この感じ、なんだか宇川に似ている、と。目の前にゲートとフェンスが広がっている。そこに工事のためのダンプカーや車両がやってくる。私が宇川の米軍基地建設現場でみてきた光景と似ている、というか、同じじゃないか、と思ったのです。目の前で、基地の中へと重機が運ばれていくのを見せつけられる、あの嫌な感じもそっくり。あの砂埃、熱い太陽・・・。また、民間警備員が警察の指示に従って動いている様も同じ。そして、警察の背後にちらちらみえる、米兵の姿も、同じ。

「辺野古での基地建設阻止行動」というと、「いやー、沖縄の社会運動ってすごいよね、やっぱ違うし、特別なことだよね」というイメージは強いと思います。それは、私もそう思う。けれど、集まった人たちがやっていることはすごくシンプルです。ゲートの前に立つ、歩く、勇気を出して一歩前に踏み出してみる、そして、工事のための車を少しでも遅らせてみる。あるいは、自分が思っていることを、そのまま声に出してみる。民間警備員の人たちに、警察官に、そして、運転手さんたちに、一人の人として声をかける。「辺野古での基地建設阻止行動」とは、行く、立つ、歩く、踏み出す、声をかける、話を聞く、というあたりまえの行為から成り立っていました。そして、それら無数の行為の積み重ねがあって(長い長い年月の積み重ねもあって)、実際に、基地建設工事を遅らせている。そして、遅れれば遅れるほど、知恵のある人、とんちのきいた人、行動力のある人、とんでもない発想を持ち寄ってくる人が集まるわ、集まるわ・・・どんどん現場は豊かに力をましていく。あたりまえの行為が一つ、また一つ。つながっていく、連鎖していく、豊かになっていく。そして、そこに変化は生まれる。

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このことに気付いたとき、なんだ、宇川と同じじゃないかと正直思いました(といったら、沖縄の人に怒られるかもしれないけれど)。宇川でも、同じことをやればいいんだ、と改めて思ったわけです。基地建設工事を完全に、ピタリと止めることはできなくても、遅らせることが大切なのだと思う。「今日も基地建設工事は進んでしまった」と嘆くよりも、「今日も工事を10秒遅らせられた、10分遅らせられた」と思えることのほうが大切なのだと思う。小さく始めた「宇川日記」ですが、スワロウカフェをはじめとして、各地の個人やアイデアやネットワークをどんどんつながっています。そのことにまず喜びを見いだしてみよう、と。

キャンプシュワブの海川では、カヌーや船に乗って、ボーリング調査への抗議・阻止行動も行なわれています。カヌーの乗り手のある女性が、こう仰っていました。

「ここにいる人の力をかりて、風にのって、波にのって、私は海に出ていく」。

女性は、私は一人ではない、キャンプシュワブゲート前の人たちの声を背中に受けて、海へと出ている、という。あるいは、ゲート前にかけつけられなくても、この行動を支持・支援しているたくさんの人たちがいて、その人たちの見えない/聞こえない声を背中に受けて、私は海へ出る、と。

宇川だって同じだ。宇川までかけつけられないけれど、この問題に関心を持ち、反対の意志を持っている人がたくさんいる。宇川の住民の方々も、反対の声をあげて、表に出ることはほとんどできないと言います。その人たちの見えない/聞こえない声を背中に受けて、私は宇川のゲート前に立ちたい。そう思いました。

そんなことを考えて、私はこの日の宇川での抗議行動に向かいました。

穴文殊にまずはお参り。そして、境内をぐるりと歩いていると、このまえ来たときよりも、確実に工事が進んでいるのが分かります。地形も含めて、大切な文化遺産である穴文殊。その穴文殊の岬の突端を、削り取り、穴を掘る重機が、うなり声をあげて作業を行なっています。根っこからひきぬかれた、おそらく松の木が、ショベルカーに踏み倒されていた。おぞましい・・・。そして、とても悲しい。変わりゆく土地をみるとき、胸がかきむしられ、しめつけられる。

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ゲート前に到着すると、工事を受注している企業のおっちゃんが、「お、また来たんかー」と声をかけてくれた。「こんにちはー。また来たわ〜」。

ゲート前に立つ。私の呼びかけに応えて集まってきてくれた人たちもいて、全員で6人。仲間が増えるのがすごく嬉しいし、心強い。手作りのプラカードをかかげながら、道行く車やバイク、バスにむかって手を振る、「こんにちは〜!」と声をかける。

今日は、二回目ということもあって、前述のおっちゃんや民間警備員のおっちゃんとの会話も増えて、いろいろ話しができました。こちらが、ここでつくられようとしている米軍基地に、たくさんの反対の声があがっていること、電磁波や米軍人・軍属による犯罪への恐怖などたくさんの問題が指摘されていること、京都府や京都市、住民が求めたことを国がまったく守っていないことなどを話しました。それに対して、おっちゃんが一言、「そうなんや。じゃあなんで知事や市長は認めてんねん」。「いや、ほんま、そうやねん!」。

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道行く車両や人たちからの反応も増えた一日でした。ウォーキングをされていた方から「おつかれさまです」の一言。車のなかから手を振ってくれる人も数人。すれ違いぎわに、小さな声で激励してくれた人。郵便局のバイクの運転手さんが会釈して通ったり。いたって、好意的なコミュニケーションが、豊かに、静かに広がっていきました。コミュニケーションの輪を広げていくこと、お互いに「米軍基地いらんよね」という思いを一瞬であれ共有し、表現することが、どれほど大切なことか。声をあげにくい環境をつくられてしまっている宇川にあって、それは、ほんとうに大切なことだと思う。

米軍基地のなかへと大量の土砂を運んでいるダンプカー。出入りの際に、みんなで声をかけます。「工事をさぼろう!」、「工事をやめよう!」。軽く会釈してくれる運転手さんもいれば、わざとなのだろうか、私たちに向かってハンドルを切ってくるような車もある。これもコミュニケーション。

そして、嬉しかったのは、差し入れをいただけたこと。おつかれさまー、とお茶の差し入れを頂きました。暑い一日だったので、それがどんなに嬉しかったことか。

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辺野古では、ユーモアやしたたかさ、いろんな表現があった。ここでも同じ。ある参加者が「ばちがあたるぞ〜〜〜!」と基地に向かって吠える。みんな、ちょっと笑って聞いていたのですが、「あれ、ほんまや、地鎮祭もやってへんいうし、ほんまに、ばちあたり!」となって、みんなで「ばちがあたるぞ!」コール。宇川についての歌を唄う場面も。

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(ばちあたり工事の象徴は、この写真。岬の先端、ブルーシートのかかったところが工事現場の一部。穴文殊の松が切り倒され、土地も削られ、平らにされているのがよくわかります。その下に広がる田畑と美しい海との悲しくなるギャップ。)

先ほど書いたように、工事受注業者のおっちゃん、民間警備員のおっちゃんと私たちは良い形でコミュニケーションをとって、それぞれのやらなければいけないことをやり、落しどころをお互い見つけながら、ぎりぎりのところで、ゲート前という空間をそれぞれ管理していました。

いやー、いい感じだ、と感じていたら、やっぱり登場したのが、京都府警2人組。到着するやいなや、こっちの話はまったく聞かずに、「邪魔だ邪魔だ!どきなさい、どきなさい!」と連呼、暴力的に私たちを排除しようとします。それに対して「なんの法的根拠があって、そんなことを言うんですか?」と落ち着いた口調で尋ねると、「そんなことを普通の市民は言わない!」と京都府警は恥ずかしくなるような暴言。警察の言うことを、しゃーしゃーと聞く人しか「市民」じゃないそうですよ。あほやなー。こちらからの「法的根拠は何ですか?」、「危ないと思ったら、警備員さんや運転手さんと話し合って、ここをやりくりしているのだから、いいじゃないですか」、「ここを歩く権利を私たちはあるでしょう?」というあたりまえの質問には、まったく答えられない京都府警のおじさん。答えられず、しどろもどろになると、勝手にぶちぎれて、「はい、どきなさい、どきなさい!」しか言えず、まぬけな姿をみせてしまう・・・。

この日は海水浴にぴったりな夏の週末。片側一車線の車道には乗用車やバイクが行き来しているので、京都府警の車両が邪魔して軽い渋滞発生(抗議しているときには、渋滞なんてなかったのに・・・)。「警察は何がしたいんだ」的ムードが、静かに、しかし確かに、私たち、工事受注業者、そして民間警備員の人たちのあいだに広がっていく。はっきりと、「警察、邪魔だなー」という空気が・・・。こちらの質問にまったく答えられない自分から逃げたかったのか、ぶち切れる自分に疲れたのか、しばらくすると、おじさんとこれまた言葉の通じない兄ちゃんの京都府警2人組は帰っていった。そこに広がる、静かで穏やかな宇川。私たちも警備員のおっちゃんたちも、ほっと一息、安堵の表情。

夕方五時で工事終了。こちらも撤収。

ふりかえってみて、辺野古で感じたことを再確認するような一日でした。やること/できることはシンプルなこと。行く、立つ、歩く、声を出す、伝える、聞く、勇気を少し出す。「今日も工事を止められなかった」と考えるのではなくて、「今日も工事を少しでも遅らせられた」と考えてみるということ。そして、伝えた言葉は、目に見えた変化にあらわれなくても、静かに変化をたくわえているということ。今日の、警備員のおっちゃんたちとのたくさんのコミュニケーションやそれに基づくゲート前の管理の仕方、空間のつくりかたにそれはあらわれている。あるいは前回よりもたくさんの好意的な反応を、道行く方々や車からもそれを感じました。この変化をどれだけの人たちに伝えられるか、実感してもらえるかが、とても大切なのだと思う。

帰り道、立ち寄ったスーパーで地元愛にあふれた店員さんと出会えて、地酒についてご講義いただく。買って帰らせてもらった地酒のうまいこと!いやー、丹後、熱いです。

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(美しい丹後の夕焼け)
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by ukawadiary | 2014-09-15 18:42 | 宇川日記  

8/9(土)の現地抗議行動は台風のため中止します

みなさま

8月9日(土)に予定されていた現地行動は、台風接近にともない、中止とさせていただきます。
別の日に行動を呼びかけますので、その際は、ぜひお集まり下さい。

台風で工事も止まればいいのにな。

「宇川日記」
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by ukawadiary | 2014-08-08 21:48 | 宇川日記  

7/13座り込み&8/9 抗議行動の呼びかけ★

はじめまして。みなさん、京都府京丹後市丹後町宇川地区で米軍基地の建設計画があることをご存じでしょうか。その計画の詳細は以下のページを御参照ください。

http://peacetango.exblog.jp/20990730/

http://kuronekotango.jimdo.com/

http://blog.livedoor.jp/noarmydemo/archives/35140690.html

https://www.facebook.com/tomoaki.nagai.58


日米両政府は、多くの反対の声を聞くことなく、2014年5月27日に建設工事着工を強行してしまいました。政府の計画では、同年10月にXバンドレーダーの設置、12月には基地の運用開始が予定されています。

私は宇川の住人ではありませんが、今、宇川でおこっていることが、とても悔しいですし、許せない気持ちでいっぱいです。宇川を歩き、お話を伺っていると、基地建設を諸手をあげて賛同している方はほとんどいません。たしかに、京丹後市長と市議会議員は基地の受け入れを決めたわけですが、京丹後市の中心部から遠く離れ、かつては「陸の孤島」とも呼ばれた宇川との温度差は激しいものがあると感じています。自然環境や暮らしへの悪影響も指摘されてきました。宇川地区が、過疎化を通り越して限界集落に近い状況に向かいつつある、という厳しい現実はあるのですが、だからといって、米軍基地を受け入れる必要はまったくないのではないか、別の村おこし、町おこしの努力はすでに行なわれており、その活動を発展させることに多くの人々が協力すればよいのではないか、と思います。

そして、私自身は、沖縄の辺野古や高江(米軍のオスプレイやヘリコプターの離着陸帯の増設が強行されています)での基地建設阻止のための座り込みに参加してきました。住民と、反対する住民の思いを共有する世界各地から集まった人たちが、あくまで非暴力で、基地建設工事を止めてきたのをみてきました。いやなものはいやだ、おかしいことはおかしい、と言うことの大切さを経験してきました。

だから、どう考えても、宇川での米軍基地建設を止めたいのです。少しでも遅らせたいのです。国と住民、そして宇川に思いを寄せるたくさんの市民とのあいだで、なされるべき話し合いをするべきです。

そのような思いから、さまざまな活動に参加してきましたが、宇川の基地建設現場でのスタンディングアピール、座り込み、阻止行動をスタートしました。

このブログはその活動の記録であり、みなさんへの呼びかけです。一人の力は小さくても、たくさんの人が集まればできることがあります。そのことを信じながら、このブログを少しずつですが(距離が離れていることもあり、宇川には毎日、毎週通うことができません)、更新していきたいと思います。


〈7月12日 スタンディングアピールをスタート〉

梅雨の合間の快晴。友人数人と話し合って、宇川に向かいました。

基地建設現場のお隣は清涼山・九品寺。まずは参拝をさせていただきます。お寺を訪れると、信じ難いことなのですが、わーっと警察官数名に囲まれてしまいました。「こんにちは」のあいさつも「恐れ入ります」のことわりもなく、警察官は「免許証を見せて下さい」と高圧的な口調。なぜ、お寺を参拝するのに、免許証を提示しないといけないのでしょうか。参拝者だけでなく、お寺に対して失礼なことをしているのを理解していないようです。不快な思いをしながら、参拝をしました。とても静かな境内は、立派な老い松や巨木に囲まれています。この木々はどんな思いで、隣で進んでいる米軍基地建設工事を眺めているのだろう。

そして、お隣の基地建設工事現場へ向かいました。建設現場は四方八方がフェンスに囲まれています。静かな海辺の集落の狭い車道を、ひっきりなしに巨大なダンプカーが次から次へと到着します。砂埃をまきあげながら。建設工事現場内にはたくさんのショベルカーなどの重機が、ガガガガーとけたたましい音をたてて、もともと農地だった土地を掘り起こし、削り、外から持ちこまれた土砂を敷き詰めていました。ゲートの目の前に住んでいる方々もおられます。騒音、土煙、目の前の農地が破壊されていく姿を、どんな風に見ているのだろう、感じていらっしゃるのだろう、と思いました。

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ゲート前に友人たちと立ちました。基地用地のなかにも、車道にも入っていません。あくまで歩行者が日常的に歩いている場所です。すぐに警察官数名、民間の警備員数名が集まってきました。「危ないですよ」と言いながら、私たちを立退かせようとします。私は、どういう気持ちで来ているのかを説明して、この工事がまっとうな話し合い、住民の方々からの質問に答えないまま、国が進めていることも説明しました。とにかく警察官の方々がとても高圧的でした。「危ないですよ」ばかり。「危ないかどうかは自分で判断します。ダンプカーの運転手さんや民間の警備員さんと直接話し合いながら、ここでの行動をしたいのです」と伝えるのですが、聞く耳をもってくれませんでした。

ダンプカーが5分間隔くらいで到着します。運転手さんや民間警備員さんに「こんないやな工事なのだから、さぼりましょう」というプラカードを掲げました。誰だって嫌だと思う、米軍基地建設工事なんて。私は、運転手さんや民間警備員さん、工事の作業員の方々と対立したり、非難したくてここに来ているわけではありません。この工事がどういうものなのか、どのような問題を抱えたものになるのかを伝え、共有したいのです。ダンプカーが来る、運転手さんに向けてメッセージをとどける、車をよける、目で合図をする、そんなやりとりをくりかえしました。「危ない」を繰り返した警察官は不要になり、私たちと警備員の方々、そして運転手さんとのあいだで、ここまでなら抗議もOKという空気がつくられていきます。もちろん、車両を止めることができればよいのですが、人数が足りず、工事にかかる時間を少しでも遅らせたり、運転手さんや作業員の方々に言葉を送り届けることしかできません。

目の前の車道は、思ったより、たくさんの車や人が通ります。近くの田畑での農作業のために来た住民の方々。ピクニックかなにかで訪れているグループ。観光客と思われる車。景色の良い海岸線を走り抜けるバイク。公共バス。車道を行き来する方々に、ここで米軍基地建設工事が行なわれていること(そのような掲示はなされていないので、ぱっと通り過ぎる人にとっては何が行なわれているのかすら分からない形になっています)、自分は宇川が大好きなこと、このまま工事が続いて、基地ができあがってしまったあとに「こんなはずじゃなかったのに」と後悔しないように、行動していること、などをプラカードや声で伝えます。「こんにちは!」、「おつかれさまです!」と声をかけ、手を振りながらアピールをしてみました。運転手さんが手を振りかえしてくれたり、アイコンタクトを送ってくれたり、「がんばってよ〜」、「あんたらどこから来た〜?」、「ほんとは私も基地反対って言いたいところなんだけど」などなど、声をかけてくださる人も多かった。無視されたり、怒られたりするかなと思っていたので、意外な反応に、嬉しくなります。

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抗議と呼びかけを続けていると、警察もめんどくさくなったのか、暇そうに引きあげていき、ゲート前には警備員のおっちゃんたちのみ。そのうち、おっちゃんたちは「はーい、車来たよ〜」と呼びかけてくれて、「はいはーい」などと私たちも答えつつ、車を避けつつメッセージを伝えるという感じで、警備員のおっちゃんたちと抗議行動をする私たちのあいだの呼吸も不思議なんだけど、あってくる。ほんと、警察官っていらないなあと思う。対立やコミュニケーションを分断するだけなのだから。

すると、京都市内からやってきた反基地運動に取り組んでいる市民グループが15人くらいで登場。シュプレヒコールもあげてはる。すると、警備員のおっちゃんたちが「あんたらと一緒ちゃうんか?」、「なんで一緒にやらへんのや」とごもっともな謎のアドバイス。市民グループの方々から「おつかれさまです!」、「がんばりましょう!」と声をかけられる。時間が限られているらしく、次はいっしょにゲート前で立ちたいなと思いました。

気付くとゲートの近くに作業を指揮する米兵と思われる人たちが二人立って、談笑していました。5月27日に基地建設工事が始まったとき、抗議をした人に対して、彼らは「私たちはここのゲストなんだ」と言ったと聞きました。それは間違っているよ、という思いで、「You are not welcome! Don’t destroy our land! US army, go home!!(あなたたちは歓迎されていない!私たちの土地を壊すな!米軍は出て行け!!)と地声で叫びつづけました。くるりと振り返った米兵はこちらにカメラを向けてきました。気になるのでしょう。英文のプラカードを提示しつづけました。私たちにとって必要なことは、米兵・軍属たちにとって居心地の悪い空間をつくることだと思う。

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午後五時、現場のなかで動き回っていた工事車両が少しずつ止まり、作業員も飯場のようなところへ戻っていった。今日の工事は終了らしい。工事車両が止まると、本来の宇川の静かな空気と時間が戻ってきたように感じました。静かな土地とゆるやかに吹いてくる海風。蝉の声や鳥の声。近くには猿も登場。警備員のおっちゃんたちに「おつかれさま。また来るわ〜」と言うと、「また来るんか〜」との返事。

帰り道、寄り道した近くの浜辺はすばらしい夕焼けに彩られていました。

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小さな小さなスタンディングアピールだけれど、工事をほんのちょっと遅らせることができたり、住民の方々、車道を走る市民、警備員や米兵たちに言葉を届けることができる。そのことを実感した一日でした。宇川には、残念ながら、基地問題を語ることは、腫れ物に触れる様な空気が広がっていて、そのこと自体について話すこと、触れることのできない状態が続いているようです。比喩的にいえば、基地・軍隊による宇川の「占領」はもう既に始まっているのです。言いたいことが言えない、この息苦しい空間に、少しでも亀裂を入れて、空気をときほぐすことが、今何よりも求められていると感じました。その土地に住んでいない人間が外からやってきて無責任に何をしているんだ、という声もあるかもしれません。それは自覚しています。けれども、外の人間だからこそできることがあると思います。この息苦しい空間をときほぐし、言いたいことを言える雰囲気をつくりたいですし、住民の方々がいろいろな事情で抗議行動を目に見えてできないのであれば、それを私はやりたいと思う。少なくとも、このたった半日の行動は、たくさんのコミュニケーションを生み出しました。これが何かの始まりであってほしいと思います。

次の基地建設現場前の抗議行動、スタンディングアピールは8月9日(土)お昼頃から行ないます。ぜひ、みなさん集まって下さい。あの場所に立つだけで、わかること、学べることがたくさんあります。外から勝手な主張を持ちこむのではなくて、コミュニケーションを豊かに生み出すことから始めましょう。飲み物や手作りのプラカードなど、ぜひご持参ください。日陰のない現場ですので、暑さ対策のご準備を。無理をする必要はありませんので、5分でも、10分でもよいと思います。休み休み楽しみながらやりましょう。どうぞよろしくお願い致します。

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by ukawadiary | 2014-08-04 23:45 | 宇川日記